12/31 欠かせない大掃除の場所
 今年の餅つきは大晦日になってしまいました。 年末の餅つきは、29日は“く=苦”が付くから避けた方が良いと言うので、たいてい30日に行うのですが、今回は妻が仕事の都合で今日にしました。 長男も手伝い、3升の餅を2臼搗きました

 年末の大掃除は、以前は12月に入ったら少しずつ始めていたのに、年々取り組むのが遅くなってきました。 働いているから時間が取れない等と、自分で言い訳しますが、実は億劫なだけです。
 大掃除は、衣類・雑誌など不用品の整理や、部屋の高いところのすす払い、また箪笥など物の奥の掃除機がけ等いくらでもありますが、まず真っ先に行うこだわりの場所があります。 それが台所です。

 何と言っても綺麗にしておきたいのが台所、油で汚れたガス台まわりの壁面を油用洗剤で拭き取り、換気扇とステンレス製大型フードも磨きます。 こんなことしなくても毎日水ぶきで雑巾がけすれば良いのにと思うのですが、実行は出来ないものです。
 そうした後、次は台所の床ワックスがけです。 他の部屋の掃除は時間が足りなくなって手を抜いても、台所の掃除だけは欠かせません。 汚さが目立つ場所ほど綺麗に心がけたいものです。




12/24 安い時期のゴボウ買いだめ
 ゴボウ(牛蒡)の栽培は、春種まきの秋収穫と秋まきの翌年夏収穫があるようですが、沢山出回るようになって安く買えるのは秋です。 先月から2kg位のビニール袋に入った土ゴボウが店頭で見かけるようになってきました。
 値段は洗っていない土ゴボウが2kg入りで800円程度、これを3~4度買って来はてささがきにしたり、大なべできんぴらごぼうを作ったりして、フリーザーパックに詰めて保冷庫に保存します。

 そうしたところ昨日はなんと4kgものが500円弱の値段で売られていたので、これまた買ってしまいました。 安いので品質が気になりましたが、形はどうであれゴボウには変わりないので気にしません。
 袋を開けて中身をみると、糸?のように細いものから、二股・三ツ股に分かれている岐根(きこん)など様々な不揃いのものが多く入っていました。

 野菜の食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますが、食事の後糖分の吸収をゆるやかにするのは水溶性食物繊維だと言われています。 ゴボウはその水溶性食物繊維が多いので、色んな料理に使える上、身体にも良いので大変重宝する野菜です。





12/17 原発避難区域の通行制限解除
 ここ郡山の初雪はいきなり10数cmもの積雪となって訪れました。 月曜日(11日)の朝起きたら窓の外が一面の銀世界となっていて、出勤するのに慌ててしまいました。 一回だけの降雪では判断できませんが、もしかすると寒くて雪の多い冬になるかもしれません。
 この積雪に気を揉んだ父は、数日かけて畑から大根と長ネギを取込んで来て、パイプハウスの中に入れました。 パイプハウスの中で土を被せておけば、手軽に野菜を取って来れるので楽ちんそのものです。

 今日、趣味のオートバイトライアル練習のため浜通りに行ってきました。 そこの場所は浪江町と原町の境目にあり、郡山市から最短距離で行ける浪江町国道114号は、福島原発避難区域にあたり今まで通行止めとなっていました。
 それが、今年通行制限解除となったので通ってみたのです。 福島原発(福島第一原子力発電所)に近い町村では、部分的に避難解除されつつあります。 浪江町は3区分に分けられており、それぞれ帰還困難区域・居住制限区域・避難解除準備区域となっています。
 帰還困難区域は放射能が高いためバリケードで立入禁止となっていますが、それ以外は日中の立入りが可能です。

 浪江町の国道114号道路沿いの住宅は、全てバリケードで封鎖されているので帰還困難区域だと分かります。 また自動車は通行可能ですが、それ以外2輪車などは通ることが出来ません。 そして車を停められそうな道路脇には「帰還困難区域内につき長時間の停車はご遠慮ください」の看板…。
 自動車で通過は出来るようになったものの、廃墟となってしまった虚しい空間がありました。



12/10 先細りしていく揚水組合
 町内会…というよりここの部落内にある田んぼ農家で組織している揚水組合の総会を行いました。 ここの地域は高台にあるため、低い所の貯水池から電動ポンプで水を汲み上げ、20数軒の7ヘクタール超の田んぼに用いています。
 発足当時は全体で30軒を超え10ヘクタール程の面積があったようですが、年々農家の高齢化が進み辞める人が続いてきて、今回も来年から脱退したいとの申し出が一軒ありました。

 私は今年から組合の会計を任されるようになったので、1週間前から会計報告の帳簿と総会事案書の作成に根を詰めて取組みました。
 会計係をやってみて組合の会計内情が具体的に見え学ぶことがありました。 各農家あたり揚水組合年間負担金は、田んぼ一反(10a)あたり5千円としていますが、これで用水を汲み上げる電気料金トントンです。 もし電動ポンプに故障が出たり、田んぼまでの配管が破裂などあれば一気に赤字になってしまいます。
 ちなみにここ数年かけて電動ポンプの部品交換や吸水管補修を行ってきました。 また今年は秋に用水池の泥上げも行いました。 このように維持して行くためには多額の費用がかかるのです。 .そのため補助金(交付金)が無ければ、組合の自立運営はとても成立ちません。

 幸いなことに安積疏水土地改良区から、用水汲み上げにかかった電気料金の8割近くの補助金を、受けることが出来ています。 年々組合員農家が減っている中、もしこの交付金がなければ用水組合の運営はとても成立ちません。
 組合の収支を見ると来年はまだ大丈夫ですが、高齢化や跡継ぎがいない各農家の現状から健全に運営できるのはあと数年?といった不安定な状況となってきました。 


12/3 籾殻の処理
 米づくりは収穫する中で、稲わらや籾殻そして米ぬかが出ますが、それらは全て田んぼに戻し肥料とすることが出来るので、稲作は全く無駄が無いのです。 稲わらは刈取りの時にコンバインで細かく裁断してそのまま田んぼに残しますので問題ありませんが、手間がかかるのはもみ殻と米ぬかです。

 刈りとり収穫した後は、機械乾燥なり自然乾燥させた上で籾摺りを行いますので、もみ殻は一か所に積み残ります。 焼却する方法もありますが、田んぼに散布する場合は手作業で袋詰め~散布といった手間がかかります。
 しかし面倒だからといってこの籾殻を片づけない訳にはいきません、毎年米を収穫する毎にもみ殻が溜まっていきますから。

小屋に天井近くまで溜まった籾殻、これを出来れば来春まで片づけたいと思っています。 田んぼを耕す前にまき散らしたり、その他畑に入れたりと。 使い道はあるので処理には困りませんが、手間がかかるのが難点かな。






11/26 耕作放棄地の草刈り請負
 田んぼ揚水組合では、稲作を縮小したり米作りを止めるなどで、ここ数年の間に耕作放棄地が急速に増えてきました。 米作りをしなくなった田んぼは雑草生い茂るのに任せて放置する所が多いのですが、年に何度か耕うんしたり草刈りして管理している所もあります。 

 雑草だけで無く木が生い茂ってしまうと、農地に戻すのはほとんど無理ですし、荒れた土地を見るのは農家としてなんとも忍びない気持ちになります。 それで声をかけてみて、きれいにしておきたいと言われた場所は草刈りして荒れないようにしています。 そういう事もあって今年夏に自走式草刈り機械ハンマーナイフモアを購入したのでした。

 耕作しなくなって2~3年経った土地は人の背ほどもある雑草に覆われていて、ハンマーナイフモアも草が詰まり途中で止まってしまい、何度も豪(えら)い目に会いました。
 今回依頼受けた場所もやはり草ぼうぼうで柳の木も何本か生えているし、しかも湿地ときていました。 これでは機械がぬかるみに埋まってしまうので自走式は使えず、手で刈り払うしかありません。 年老いて農作業出来なくなったところは、お互い様の気持ちで協力し地域を守っていかなければなりません。 なんとも厳しい農業の現実です。




11/19 白菜を取込む
 今日は福島県の市町村対抗駅伝「第29回ふくしま駅伝」が開催されました。 これは毎年、白河市から福島市の県庁前までの約95kmを北上縦断する駅伝です。 私は町内の交通安全協会役員を担っているため、街頭の交差路に立ちながら選手達がさっそうと駆け抜けて行くのを応援しました

 今朝起きた時かなり冷え込んでいて寒いと感じましたが、そのうちチラチラと白い物が…早くも初雪になりました。 そうしたら父親が畑から白菜を取込んで来ました。
 もっと寒さが増し畑が雪に覆われる前には、野菜を畑で雪囲いしたり取込んできて保存しますが。 気を揉むのはまだ早いと思いつつ、自分でやる手間が省けるので親に感謝です。
 このあと寒さが深まれば、そのうち大根や長ネギなども取込まなければなりません。










11/12 長床の大イチョウ
 今年収穫した玄米がカメムシ被害で斑点米となった事は、自分で稲作を担うようになって初めて起きた事だったのでビックリしました。 斑点米混じりのままでは2等米となるため、色彩選別機にかけて不良米を取り除きまずは一安心でした。
 先にも記載しましたが、主な原因としては自宅前の田んぼが周辺に休耕田・耕作放棄地が増えたことによるカメムシ発生があると思われます。 なので来年以降はカメムシ防除の農薬使用も必要になるかもしれません。

妻に誘われて、喜多方市にある長床(新宮熊野神社)大イチョウを見に行ってきました。 喜多方は福島県内で新潟県に近い会津地方にあり冬の訪れも早いので、今頃は紅葉もほとんど終わりに近いはず。 きっとイチョウもすっかり落葉しているのではと思いながら出かけました。
 「長床(ながとこ)」の名で知れ渡っていますが、これは新宮熊野神社(しんぐうくまのじんじゃ)にある拝殿のことで、床と天井間は44本の円柱がありますが壁が一切無く柱間はすべて筒抜けになっています。

着いてみたら、なんと意外にも大イチョウは葉っぱにまだ青いところもあり、紅葉の本番はこれからのようでした。 聞くと見頃時期には夜間ライトアップされるそうで、それも来週からのようです。 同神社のご神木とされている大イチョウは樹齢800年とのことで、それは見事な大木のイチョウでした。



11/5 食べられなくなった柿
 相変わらず週末になると天候不順が続いていますが、それでも天気の合間を縫って残っている田んぼの収穫が少しずつ進んでいます。 しかし、それでも中には収穫されず残っている田んぼがあり、そろそろ霜が降りる時期になるので米の品質悪化が心配です。

 私の家には柿の木が4本あります、内訳は甘柿が2本と渋柿1本そしてアンポ柿といって干し柿用の蜂屋柿です。 柿は消毒も不要で手間もかからず、毎年たくさんの実が生ります。
 しかし勿体ないことに、今はほとんど食べることが無くなってきました。 私が子供だった頃は甘柿をもいでかじり、こたつに入りながら渋抜きした柿を食べたり、また柔らかくて甘い干し柿も楽しみだったものです。
 昔は果物を買って食べたことがほとんど無かったので、秋~冬の楽しみは柿でした。

 それが今は色々が果物が豊富に出回り何でも手に入ります、りんごだったりかんきつ類とかその他。 何故柿を食べなくなったのか…あたりまえ過ぎて食べる気がしないのか、それとも美味しくないと思うのか? 沢山の実が勿体なくて差し上げたいと思っても、欲しいという方はいません。
 私は自分で取って食べていますが、家族は自ら採って食べようとはしません…皮を剥いて食べやすいよう切って出せば少し食べるますが。 でもそれは、りんごでもみかんでも同じこと、もしかすると果物全般に消費量が減っているのでは無いでしょうか。

 ことわざに「柿が赤くなれば医者が青くなる」というのがあるように、柿はビタミンや栄養豊富なようです。 美味しいし身体にも良くて、目の前にいくらでも生っていてお金お金もかからないのに何とも勿体ないことです。 この頃は鳥についばまれることも無いので、ほとんどが朽ちていくのを眺めるのが寂しい限りです。


10/29 紅葉の見所を求めて
 この土日も雨に見舞われています。 10月の長雨のせいで今年の稲収穫はすっかり狂ってしまいました。 会社勤めの兼業農家は土日の天候が悪いため、平日に休みを取って収穫せざるを得ません。 しかしそれも田んぼに水が溜まり、稲も十分に乾いていない中での無理な収穫作業です。
 雨模様が2週間も続いている中にも関わらず、だいぶ収穫は進んだものの地域によっては未だ田んぼ面積の3~4割が刈取られず残っている所も見受けられます。
倒伏している稲は発芽してしまいそうです。

 平日に代休があったので、どこかに出かけてみようと思い、「紅葉 見頃」でWeb検索し近くで半日で行ってこれそうな茨城県高萩市の花貫渓谷に出かけました。
 磐越道でいわき市経由で行きましたが、驚いたことにいわき市方面の山はまだ紅葉になっていないのです。 新潟県に近い会津地方は既に一週間前に紅葉に染まっていたのに、同じ福島県でも季節感がだいぶ違うものです。

 さらに目的地の花貫渓谷(常磐自動車道の高萩IC下車で約20数分)に着いたら、紅葉の兆しどころかもみじの葉っぱが青々としているのです。 紅葉時期の写真を見ると素晴らしい眺めなのに…どうやら見頃は11月中旬になりそうです。
 一か所だけ見て帰るのはわびしいと思い、花貫渓谷から20数km先にある竜神大吊橋にも寄ってみました。 この竜神大吊橋(茨城県常陸太田市)は高さが100m、長さが375mもある大橋です。 歩行者専用の橋なのですが、地域住民の交通手段用として作られたようでは無さそうだし、単なる観光用としては勿体ない気もします。
 ただ山の上にあるので、四季折々の眺望が楽しめそうです。 またバンジージャンプも体験できるようになっていました←橋の下を覗いたら恐怖で足がすくみ出来ませんが。
 2ヵ所とも紅葉に染まった時期にまた訪れてみたいものです。



10/22 秋の長雨で米収穫大打撃
 先週に収穫を終えた我が家の米ですが、出荷したJAからカメムシ被害の斑点米と登熟不良米が見受けられると連絡がありました。 その状態だと2等米として扱われるため、色彩選別機にかけていただいて不良米を取り除いた上で出荷としました。
 2等米だと値段が安くなってしまいますので、一袋200円かかりますが色彩選別機にかけていただき助かりました。 このような米の品質低下は初めての体験ですが、原因としては今年の8月が長雨だったことと田んぼ周辺に休耕田・耕作放棄地が増えたことでカメムシ多発があると思われます。

 8月の長雨による生育遅れで米収穫が遅れていた分、今週から本格的に収穫に入れると思われていたのですが、なんと先週日曜日からこんどは秋の長雨に入ってしまいました。
 カラッと晴れる日が無く毎日続く雨模様が一週間、中には稲刈りを急ぐ農家が雨の止んだうちに、無理してでも収穫しようとする光景も見受けられました。 田んぼに水が溜まり、稲の穂先が十分乾いていない状態では、籾の湿気のせいでコンバインが詰まったり、田んぼがぬかるんで難航してしまいます。

 写真は棒はせと言って刈取った稲を天日干ししている田んぼです。 天日干しすると旨味が増すと言われますが、この連日の雨では乾燥できず逆に稲が腐ってしまうのではと心配なほどです。
 9月中に収穫をすませた早稲種などは平年並みの収穫のようですが、大抵は天候不順による米の品質低下と減収になってしまい、今年の稲作は痛手です。



10/15 米の収穫終える
 今年の米コシヒカリの収穫を終えました。 木曜日にコンバインで稲刈りをして機械乾燥し、昨日14日(土)に米の籾擦りを行ないました。 福島県では2011年の福島原発事故以降、放射能懸念から玄米の全量について放射能検査が義務づけられていますので、籾摺りしたあと自分で検査場へ運びその日に検査を済ませました。
 ちなみにこの米の放射能検査を受けるには、自分で運ぶかもしくはJAに運搬を依頼するかですが、もちろんJAに依頼する場合は運搬費がかかります。 大規模の稲作農家は、とても自分で全部の米袋を運ぶなんて無理です。

 今年は出穂~登熟する8月がまるまる一か月間長雨にあたってしまったので、生育に遅れが出てしまい収穫は一週間から10日程ずれ込んでしまいました。 早くに収穫したところは、青米が多く2等米になってしまったと聞きましたので、収穫は急がない方が良いと判断したところでした。
 農産物は何でもそうでしょうが、米も田植えの準備をする時から秋の収穫を済ませるまで何かと気がかりであり、気が休まらないものです。
 これから秋の長雨も予想されていますので、収穫を済ませる事が出来とにかくホッとしました。 これからは来年に向け田んぼの補修だったり土づくりがありますけど、時間がありますので少しずつやっていこうと思っています。




10/8 米の放射能全袋検査
 2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災によってひき起こされた福島原発事故。 炉心溶融のメルトダウンという重大事故から水素爆発が起こり放射能汚染が広まりました。 それ以来農産物の市場提供つまり販売に当たっては、放射能検査が義務づけられ基準値(100ベクレル/kg)以下のものについて出荷が認められています。

 米については、玄米の30kg紙袋を測定器に通して検査しますが、販売用・自家消費用含め全袋検査が義務づけられています。 福島原発事故から6年が過ぎ、今は基準値を超える米は一袋も出ていないそうです。 それでこの米の全袋検査について、今後も継続するかどうかの検討会議が行われました。
 福島県の農産物に対する放射能汚染の風評被害は現在になっても、まだあるかも知れません。 しかしどれだけの消費者が農産物の「福島県産」を意識して避けているというのでしょうか。
 近くの食品スーパーでは、野菜コーナーで「地元の福島県産」が何故か隔てられて置いてあります。 こんなことでは、消費者ではなく提供する側で差別し風評を作っているのではないかと思ってしまいます。
 福島県産を買う買わないは、放射能を懸念してではなく単なる好みの問題かもしれないのに。

 写真は米の放射能検査を受けるための生産者名が入ったバーコードラベルを米袋に貼ったところです。 収穫した米は全ての紙袋について検査を受けて、その後にQRコードの付いた「放射性物質検査済み」のラベルが貼られます。 もちろん放射能が基準値以下の米だけ市場に出回りますが、どれだけの方がそのラベルを意識し、いちいち検査済ラベルのQRコードを読み込んで数値を確認するでしょうか。
 この福島県産の米検査にかかる費用は、年間60億円程かかっていると聞きました。 放射能の基準値を超える米が一袋も検出されていないのに、こんな莫大な費用をかける必要があるのでしょうか。 
 福島県は米の全袋検査の是非について、今後も検討会議を続けることにしました。 消費者は自分の好みで米の生産地や銘柄を選んでいるのだから、安全を売り物にしようと莫大なお金をかける必要はないのでは無いかと思うのですが。


10/1 稲刈り始まる
 田んぼの稲がだいぶ色づいてきました。 ここ郡山の稲刈りはコシヒカリの場合、平年が10月に入ってからで猛暑が続いた歳は9月下旬頃となっています。
 今年は7月まで暑い日が続いていたのですが、8月に入ったら一転長雨が続いたので稲の生育が遅れてきました。 それでやっと先週に刈取られたところもありますが、この土日からひとめぼれ等早稲種の収穫が本格的に始まりました。

 まわりで稲刈りが始まると、我が家も早く済ませたいと気が焦りがちになるものです。 しかしよく見るとコシヒカリは十分色づいて見えても、まだ青い米の割合が多く急ぐべきではないと判断しました。 天候にも左右されますが、稲刈りは10日を過ぎてからにしようと思っています。










9/24 桃の西王母
 果物の桃・梨・りんごの中で一番早く出回るのは桃です。 桃は8月になると出回り始めお盆頃には最盛期を迎えますが、9月に入ると梨にとって代わります。 なので9月になると桃は徐々に見かけなくなっていきますが、そんな中で9月末から10月にかけて一番最後に収穫出来る桃があると聞きました。 それが「西王母(せいおうぼ)」という品種です。

 ちなみに西王母とは中国古代神話の女神?仙女とのことです。 何故この西王母という名を付けられたのかは分かりませんが、桃の中で最後まで実っていることから不老長寿の桃とするよう西王母の名前借りたのかもしれません。

 私がこの桃を初めて食べたのは2年前、9月末にもかかわらず桃のあることが珍しくて、家族も甘くて美味しいと喜んでくれました。 それが昨年も買いに行った時は、「今年は全滅だ、全部落ちてしまい一個も収穫出来ない」と直売所のおばさんが言っていました。
 写真は今年買った西王母ですが、重さを量ってみると一個460gほどあります。 普通の桃と比べて1.5倍位はあるでしょうか…中には550g以上のもあると聞きます。
 この重さのせいなのか、熟す前にボタッボタッと落ちてしまうのだそうです。 少ししか収穫出来ない中から今年は一箱分分けていただくことが出来ました。



9/17 ハンマーナイフモアを使用してみて
 7月に購入したハンマーナイフモア、初めて使用してみたのは3年くらい荒らしておいたという耕作放棄地の田んぼです。 場所は車で5分位のところにあるというので、百数十kgもの重量物であるハンマーナイフモアを軽トラックに積んで向かいました。
 草刈りする田んぼを見て唖然…私の背丈ほどもあるセイタカアワダリソウで覆い尽くされていました。 それに柳などの木が何本も生えています。
 ハンマーナイフモアの威力や如何にと思いながらアクセル全開で進みます。 最初はさすが大型機械と感心したものの、まもなくエンジンが重苦しくなりストップしてしまいました。 見ると回転刃にぎっちりと雑草が絡みついています…完全な目詰まりではなく刃詰まりです。
 やっとのことで雑草を取り除き、再び刈り進めるとまたもや早々にストップしてしまい、その繰り返しをおこなっているうちにオーバーヒートなのかエンストしてしまいました。

 いくら馬力のあるハンマーナイフモアであっても、刈取る雑草の程度というものがあり、無理は出来ないと思いました。
 ちなみにこの耕作放棄地の田んぼは、能力を超えた雑草刈りを強いたためか、後日再度の草刈りでもオーバーヒート?とVベルトがちぎれてしまいました。 無理は禁物を思い知りました。
なお、写真は、その後他から依頼された草刈りのところです。 雑草の背丈は30~50cmほどで、作業もらくちん快適にはかどりました。



9/10 稲刈り前の排水溝切り
 稲作指導では、一般的に出穂(しゅっすい)を基準として30日後頃に落水といって田んぼから水を抜き、45日後くらいに稲刈りを勧めています。 米はもみ殻があるため、そのままでは米粒の色つやは見えませんが、野菜と同じように刈取りの適期があり、収穫を遅らすと米粒の色つやが悪くなり品質や食味が悪くなるようです。
 我が家の田んぼは2カ所にあり、遅い方の出穂は8月13日頃でしたが、その後天候不順で生育の進みが遅れているため、稲刈りは予定より一週間~10日位遅くなりそうです。

 落水は一週間前にしたのですが、水口を外しただけでは乾かないところがあるので、ぬかるんでいるところの溝切りをおこないました。 溝切りは中干しの7月に行なうのですが、ぬかるむ所は溝が埋まってしまうし、そのままではいつまでも乾かないのです。
 以前に稲刈りの時コンバインが泥にはまりスタックしたことがあるので、それ以来田んぼ面を固く乾かすよう気を配るようになりました。
 ただ、落水の頃に溝切りを行なうのは、稲もかなり伸びて穂が付いているため絡みやすく、中々はかどりません。

 稲刈りは10月上旬頃になると思いますが、天候の回復…十分な日照時間を期待しながら、収穫がスムーズに出来るよう田んぼを乾かしていきます。



9/3 日照不足の回復に期待
 8月はずっと長雨と日照不足に悩まされてきました。 毎日のように雨が降り続き、スカッと晴れた日はほとんどありませんでした。 このままでは日本全国でコメ不作になりタイ米を輸入した1993年の冷夏再来をも感じるほどです。
 それが今日は、久しぶりに朝から気持ち良く晴れ渡り、暑いほどの陽射しが降り注ぎました。 なんて気分の良いこと。 このまま晴天が続けば稲の生育も回復して美味しい米が出来ると嬉しくなります。
 しかし、今後の天気予報では期待どおりにいかず、また天候の悪い日が続きそうです。 いままで雨の日ばかりでしたので、まさかこの先も再び長雨の日が続くとは限らないでしょうけど…分かりません。
 それでも、9月に入ってからは今日のような晴天が増えるのではないかと私なりに期待しています。 とにかく晴れ間・晴天・暑い日差しを欲しています。









8/27 雨に祟られる夏のイベント
 地球温暖化のせいだと思いますが、夏の雨は一か所集中のゲリラ豪雨が頻発するようになってきました。 夏の時期にはお祭りや花火大会など楽しみのイベントが多くありますが、その雨の影響で開催が危ぶまれ、実際中止に追い込まれたのも多いと思います。
 夏の有名な花火大会の一つに、秋田県大仙市の「大曲の花火」がありますが、開催2日前の24日から大雨が降り前日の朝には会場が水浸しとなってしまい開催危機となりました。 それでも雨が止み水が退きはじめたことから、懸命な会場整備をおこない無事26日夕方に26万人以上もの観客を迎えて開催出来たのでした。
 雨に翻弄(ほんろう)されながらも、無事開催出来た事が嬉しくまたテレビに映る花火の映像は感動ものでした。

 本日、地元で町民体育会が開催されました。 町民体育祭は昨年・一昨年(おととし)と2年連続雨で中止だった為、皆さん今年の開催に望みをかけていました。
 しかし、運動会の数日前から雨が上がり陽も差すようになったおかげで会場は良い状態になってきたのにも関わらず、前日(昨日)の早朝に突然の土砂降り! 雨は1時間程で上がりましたが、また今年も中止かと不安がよぎりました。
 それでも午後からの会場準備に集まった時、何か所か水たまりはあるものの開催出来ると判断し、ライン引き・用具の準備にとりかかりました。 水たまりはスポンジで何度も水を吸出し砂を入れるなどをして。

 結果、日光と風も地面の乾きを早めてくれたようで、好天のもと無事運動会を開催することが出来たのです。 町民体育祭は今年で55回目と歴史あるイベントですが、今年は7町内会だけのの参加となり寂しい感じがしました。 町全体で30近い町内会があり、以前はほとんどの町内会のテントが連なっていたものです。
 町で一番の世帯数を誇る町内会の参加が無く、なんでも回覧板で募っても参加者がいないからとのことでした。 少子高齢化の問題はあるものの、今後も永く続いて欲しいものです。 今回、運動会の花形競技である“町内対抗駅伝”リレー競技が無くなって、ちょっと物足りない感じはしましたがそれでも3年ぶりの体育祭に安堵しました。



8/20 草刈りは高刈りが良い?
 8月に入って毎日続いている雨に農作物は大弱りですが、反対に雑草は元気一杯で伸び放題です。 おかげでお金(収入う)にもならない 草刈りに追われています。
 そんな中草刈り刃を買うためホームセンターの農業資材コーナーを回った時、面白い物を見かけました。 それが写真のジズライザー“ハイ50”です。 これは草刈り刃の裏面つまり地面側に付けるのですが、大きなお椀のような形をしていて、その大きさの為地表50ミリつまり5cmの高刈りになるのです。

 私は地表面すれすれ(地刈り)に刈るため、これを使用してみて違和感を感じました…なんか刈り後が綺麗でなく草刈りがいいかげんにも見えます。
 それでこの“ハイ50”の能書きを見ると、「地面ギリギリで刈ると生長点が株元にあるイネ科雑草のみが再生し、成長点が高い広葉雑草が減少する。 するとイネ科雑草が増えカメムシ等の害虫が増加する。 そこで地面より高い刈り方をすることで成長点の高い広葉雑草が広がりカメムシが好むイネ科雑草を抑制することが出来る」とあります。

 この効能に期待して買ってみましたが、使用してみたら欠点?みたいな所に気付きました。 それはお椀の内側に雑草の細かいクズが溜まってしまうのです。 これを放っておくと草刈り刃が重たくなり、回転バランスも悪くなりハンドルに振動が出てきます。 そのため草刈りの都度、つまり1時間毎にジズライザー・ハイ50を外し中の雑草クズを取り除かなくてはならずなんとも不便です。

 高刈りの効果はこれから2~3週間過ぎてみないと分かりませんが、とにかく様子を見てみようと思います。 通常のジズライザーの千円程に対して、3倍もの値段がしたハイ50、高い買い物の銭失いにならないよう願っていますが…。



8/13 冷夏の恐れ
 2か所ある田んぼのうち、自宅前の稲がやっと出穂を迎えました。 6月~7月前半までの暑さで生育が順調だったものの、7月中旬から続いている長雨によりここに来て失速の感じです。
 福島県の8月におけるここまでの日照時間は、平年の3割~5割程度だそうで、この雨模様はこの先一週間ほど続くそうです…8月初め頃に東北地方も梅雨明けしたと言ってたはずなのに。 
 このままでは果物や野菜はもちろんのこと、稲も冷夏の影響を受け品質低下つまり食味が低下しないかと気が揉めます。 

 この長雨・冷夏で思い出すのは、24年ほど前の1993年(平成5年)の冷害です。 とにかく夏なのに寒かったのを覚えています。 平成の米騒動とも言われた位で米が不作となったため緊急輸入をおこない、その中でタイ米は多く調達出来たものの、調理が従来の日本式炊飯やおにぎりに用いたため不評だった事などが思い出されます。
 まさか、その年と同じような事にはならないと思いますが、これから穂揃いし登熟していきますので、なんとか天候の回復を期待したいものです。







8/6 走り穂
 ここ福島県の中通り地方における今年の夏は、7月前半まで猛暑の様相だったのが、その後一転長雨が続いています。 猛暑が続いたかと思えば一転するので、なかなか天候の予想が読めません。
 例年ですと、晩生種のコシヒカリはお盆頃に、また猛暑の年は早々と7月末頃に出穂(しゅっすい)するのですが、この夏は今日ちらほらと穂が出てきたのが見えました。

 ちなみに稲の出穂とは、田んぼの半数ほどが茎から穂が出た状態を言います。 真っ先に穂が出ることを「走り穂」といい、すべての穂が出揃うと「穂揃い」というそうです。
 走り穂が見られたので、出穂までは一週間ほどかかると思います…例年に比べると今年は若干早いことになります。

 出穂から登熟までの間の天候が米の旨味を左右しますので、これか先なんとか晴天が続いて欲しいところです。 農業は一生懸命手間をかけても最終的には天気次第、日光に恵まれてこそ美味しい物が出来るのです。 






7/30 長雨・日照不足の心配
 カンカン照り猛暑から一転して、7月3週目あたりから連日雨模様が続いています。 九州地方の豪雨被害を受けた地域は大変でしょうが、この辺は土砂降りにもならず珍しく“日本本来の梅雨”のような雨が降り続いています。

 田面も十分乾いたので中干しも終え水を入れました。 また稲の茎を割いてみると幼穂がかなり上がってきているので、ここ一周間くらいの間に出穂(しゅっすい、この辺ではデホとも言います)になると思われます。
 雨の合間に、追肥を行いました。 肥料の与えすぎは米の食味が低下するのと、稲が倒伏してしまので良くないので、葉先の色が薄い肥料不足ぎみのところを中心に散布しました。

 しかし7月末になっても連日雨模様が続いているのが気になります。 普通の年ならなら20日頃の学校夏休みと共に梅雨が明け、出穂に向け暑い夏が続いていくのですが…。
 このような天候が長引くようであれば、日照不足の心配が出てきます。 日照が不足すると農作物の甘味が低下してしまいます。 美味しいお米が出来るためにも早く梅雨が明けて、カラッとした晴天が続いて欲しいものです。




7/23 ハンマーナイフ草刈り機
 春先から秋までの雑草処理として、若い時は刈払い機一つでどんなところでも…田んぼのあぜや土手、道路の法面、さらに耕作放棄地などほとんど毎日行っていました。 今考えるとよくやったと思います。
 この刈払い機による草刈り作業は意外と体力を使い疲れるもので、歳を取るごとに年々辛くなってきました。 それは特に耕作放棄地など広い面積を一気に刈る必要がある時に特に感じます。

 それでもう少し作業効率を良くしたいと思い、5年前に自走式の法面草刈り機を購入しました。 法面草刈り機はハンドルを持って歩くだけで良いので、数時間作業しても刈払い機に比べ疲労感はありません。
 法面草刈り機の進むスピードはゆっくりですが、単位時間あたりでみると刈払い機の2倍は刈取ることが出来ますので、これでしばらくの間は満足していました。
 それでも広い面積を草刈りするにはかなりの時間がかかるので、法面草刈り機では次第に物足りなくなってきて、もっと刈取りスピードが速く効率の良い草刈り機が欲しくなってきました。

 調べたら草刈り作業で最も効率的なのはハンマーナイフモアといって、刈幅60cm以上のもあり作業スピードが歩行に近い4km/h位出せるのです。 でも新車価格が40万円~60万円台と高額なので中古をWebで探してみました。
 農業機械は自動車に比べ年間あたりの使用時間が少ないので、機械の痛みも少ないことから中古機械であってもあまり値下がりしないようです。 それでしばらくの間ネット検索で探し購入したのがこれ、購入価格28万円弱で年式は不明でしたが三菱製のハンマーナイフモアです。 マニュアル(取扱説明書)が添付されていませんが、刈幅は65cmあり時速4km程で刈取り出来るようなので草刈り作業のスピードアップが期待できそうです。
 これ位の大きさになると自宅への配送とならず、営業所留めとなり軽トラックで受取りに行きました…着払い料約6千円でした。 中古で購入する場合は品物の状態が気になりますが、見た目まあまあなので一安心しました。 高い買い物なので不具合の無いことを願っています。
 妻からは「草刈り機械を何台も揃えて何するの?」と言われますが、耕作放棄地や空き地の草刈り依頼も増えていく中、これで身体に無理のない作業をしたいと思っています。


7/16 水田除草機
 毎年田んぼの除草剤が利かなくて雑草に悩まされています。 水田除草剤を散布した後は効果を発揮させるために、4日程度水を張った状態を保っていないとダメなのですが、水抜けが早いのが原因かもしれません。 またどの雑草に効果があるかは除草剤の種類によって違う気もします。

 特に今年は稲が完全に雑草に負けている状態で、知人が水田除草機を使ってみたらと教えていただきました。 水田除草機のことをこの辺では「田車」とも言って、除草剤など無かった昔に雑草取りとして使用した覚えがあります。
 ただ、近代では水田除草機を使用する農家はほとんど見かけません、除草剤があるし雑草が残って少し位米が減収になっても構わないし、わざわざ労力をかけてやることもないのです。

 せっかくの好意ですので、何十年ぶりかで水田除草機を使ってみました。 借りたのは2条用エンジン式水田除草機です。 タイヤというより鉄製のリングが回転して田んぼをかき回していくのですが、あまりにも雑草が生い茂っているため大変でした。
 走った後を見ると結構きれいになりました。 全部取れる訳では無いし、この後また雑草が生えてきますが、それでもやった効果はあると思います。 完全退職して時間を持て余しているなら、もっと田んぼに手をかけてもやれますが、会社勤めしながらの今はこれで止む無しといったところです。



7/9 揚水組合の草刈共同作業
 稲作揚水組合の用水路草刈り作業がありました。 集合時間の朝8時には既に炎天下となり、吹き出す汗をぬぐいながらの作業となりました。
 組合員農家の老齢化により、年々一人抜け二人抜けとなってきて現在の組合員数は21軒となりました。 この揚水組合が今後何年維持して行けるか分かりませんが、それでも出来る限り守って行こうと大切にしているのです。

 刈り払い機の方が先に進んで行き、鎌や熊手を持った方達が掘にかかった草を取り除きながら後を追います。 また別の班がポンプ小屋周辺の草刈りを行います。 作業時間は約1時間30分ほどで終わります。
 今の時期、田植えした時期により中干しを既に終えた所もあれば、稲株の分げつがこれからという田んぼもありますが、中干しに入るのが多いようです。
 あと一か月ほどで出穂となりますので、天候同様田んぼも夏本番になってきました。







7/2 山本不動尊
 妻は仕事の関係上毎週土日が休みという訳では無いので、私と休みがなかなか合いません。 そそんな中、昨日は休みなので気晴らしにどこか出かけたいと切り出された為、日帰りで行ける近場を探し棚倉町(たなぐらまち)の山本不動尊に行ってきました。 距離的には自宅から1時間30分強、早朝出発の半日ドライブでした。

 なお、棚倉町と山本不動尊はNHKテレビの「鶴瓶の家族に乾杯」番組で最近取り上げられたようです。 棚倉町は福島県の中で茨城県に近い南方向に位置し、棚倉城跡があり江戸時代には城下町があったようです。
 テレビで紹介されたあととはいえ、早朝8時前は参拝客もおらずひっそりたたずんでいました。 ここには20数年前に子供達がまだ小さい頃訪れたことがあったのですが、どんな所だったのかすっかり忘れてしまっていました。

 参道を奥に進んでいくと、最後は100数十段の石段を登ったところに巨岩を削り抜いたところがあり、そこにご本尊が安置されてありました。 参道にある巨木・周囲の自然環境・静かなたたずまい等に歴史が感じられました。

 帰りにどこかのお店で昼食をと思ったのですが、途中のスーパーで食料を買い込み日帰り温泉に立ち寄り入浴・食事を済ませました…こんなんで気晴らし出来たのかな。



6/25 早くも田んぼの中干し
 今年の春先は寒暖の差が大きく低温の日も多かったので、大型連休時期にはいつものような田植え風景はあまり見られませんでした。 田植えが遅くなった分、苗の分げつも遅く稲株が細いので中干しは7月に入ってからになりそうです。
 そう思っていたところ、町内の田んぼで既に中干しを済ませているところがありました。 この田んぼは4月末にいち早く田植えを済ませていたのです。 田植えした後に冷え込む日が続いたので、ちゃんと根付くのか気になっていましたが、順調に生育していたようです。

 地球温暖化が進んで来ているので、7月後半~8月の猛暑日が続く時期の出穂を避ける動きも出てきました。 つまり田植えを遅らせるのです。
 出穂時があまりにも暑すぎると稲にダメージを与えてしまい、稲の生育障害が発生してしまうのです。

 それにしてもこの田んぼは早すぎます。 私の田んぼは5月8日の週に田植えして、まだ分げつが十分でないため中干しが出来ないでいるというのに、中干しが十分進んで田面にうっすらとヒビが入っています。
我が家の田んぼの中干しは、あと1~2週間あとになりそうです。



6/18 雑草が残ってしまった田んぼ
 我が家の田んぼは無農薬ではなく、除草剤を使用しています。 無農薬栽培に興味はあるものの、何回か雑草がびっしりと生い茂った過去の経験があり、その不安から踏み切れずにいます。
 田んぼ除草剤は、「初期剤」・「初中期一発剤・「後期除草剤」の3タイプありますが、使用するのは田植えした後に散布している「初中期一発剤」です。 なお、その薬剤は「粒剤」と液体の「フロアブル」があり、フロアブルは液面活性の作用で田んぼ全面に広がるので散布も楽です。

 毎年同じ銘柄の除草剤を使用していると耐性が起こるのではと思い、今年は「アクト3kg粒剤」を使用してみました。 そうしたら写真のような状況になり雑草びっしりになってしまいました。
 こうなったのは、田んぼの水が早く抜けてしまったのが原因かなと思っています。 除草剤を散布した後は効果を発揮させるため、4日位は水を張ったままにしておかなければならないのですが。

 ただ、何面かある他の田も同様に雑草が生い茂っているため、薬剤を均一に散布出来ていなかったのかなとも思っています。
 雑草に覆われてしまったのは止むを得ません、これで米が収穫出来ない訳ではないので、雑草は取り切れないしこのまま放置することにします。 それにしても見苦しい状況にがっかりです。




6/11 全国八幡神社の総本宮は
 地元神社(郡山市日和田町の八幡神社)の旅行会で九州に行って来ました。 これは神社参拝旅行として、全国各地の由緒ある神社の正式参拝を主目的とするもので、宮司と総代役員そこに希望者を募って2泊3日の旅行としています。

 今年の日程は6月6日(火)~8日(木)と平日の3日間、仕事を休むのも気が引けたのですが思い切って参加して良かったと思っています。
 初日は朝4時30分に集合し貸切バスにて羽田空港へ向かい、羽田9時00分の便で出発しお昼には熊本空港に着いていました。 神社巡りに何か所かの観光を含めた日程ですが、昔なら5~6日がかりのコースだったと旅行会社の添乗員が言ってました。

 今回の神社参拝は2日目に高千穂神社と、3日目に大分県の宇佐神宮正式参拝がありました。 資料によると、全国の神社約12万社の中で4万社が八幡神社であり、その八幡神社の総本宮がこの宇佐神宮なのです。
 個人旅行では出来ない正式参拝、また自分では思いつかない観光地巡りや団体旅行の楽しさがあるので、なるべく都合つけてこれからもこの神社旅行会に参加していこうと思っています。




6/4 避難指示解除の地域に思う
 2011年3月の東日本大震災が引き金となって発生した、福島第一原子力発電所の爆発・放射能汚染によって、原発周辺の12市町村が避難地域となっています。 その避難地域は3つに区分けされ、「帰還困難区域」・「居住制限区域」そして「避難指示解除準備区域」となっています。
 「帰還困難区域」は放射能が高く戻れない地域であることは分かりますが、他の2つの区分は私にはその意味がさっぱり理解できません。

 政府は避難地域の早期解除を図りたいようですが、避難生活が6年以上過ぎた今となっては、別の土地に生活基盤が出来てしまい戻る気にならない方の比率が大きくなっているようです。 避難解除しても、ライフライン…お店・病院・金融機関・郵便局・行政センター等などが整っていなければ戻れないし、またいくら除染したといっても放射能に対する不安があるでしょう。

 “福島原発事故を忘れない・風化させない”ことが大事だと言われます。 しかし同じ福島県内に住みながら、福島原発周辺の地域が今どうなっているのか問われたとしても答えることが出来ません、どの町村が避難地域のままなのか、また避難解除された所はどこか等。
 それで今現在どうなっているのだろうと思いながら浜通り方面へ行ってみました、国道288号を郡山から三春町~常葉町~都路村~そして双葉町へ向かって。 すると太平洋側(双葉町)の国道6号まで約8km手前から「この先進入禁止」となり、左右つまり南北に行くしかありません。 そこで南の富岡町方面へ進んでみました。
 帰ってから調べて分かったのですが、富岡町は今年4月に帰還困難区域を除いて避難指示区域が解除されたようです、同じ町内でありながら帰還困難区域と避難が解除された区域があるとは…。 富岡町内を車で走ってみると、まるで迷路を進むがごとくで、進入禁止のバリケードがあちこちにあるのでカーナビの走行履歴が無ければ来た道をたどって帰ることが出来なかったかもしれません。

 写真は道路右側に侵入禁止のバリケードが見えます。 しかし道路は通行可能でしかも左側にはバリケードがありません。 ということは、道路を挟んで片方が放射能が高く避難地域のままで、反対側が避難解除され“どうぞ故郷へ戻って下さい・住めますよ”ということだと思います。
 はたしてこんな状況の中で喜んで故郷に戻ろうとする人がいるのでしょうか。 ちなみに周辺の医院や商店は閉じたままで、人影はほとんど見かけませんでした。 放射能事故で引き裂かれてしまった町、その復活・再生を願っても元通りの活性化を果たすまでにはどれくらいの年月がかかるのだろうと思いました。



5/28 田植え後の苗生育遅れ
 田植えから20日近く経とうとしているのに苗が弱々しく見えます。 この様子に父親がよその田んぼと比較して、我が家の田んぼはいったいどうなっているんだと気になって仕方がない様子です。

 田植えした後は、苗が活着して分げつを始め生育していきますが、順調にいかない場合もあります。 その要因として気温があり、寒いと生育が進みません。 他には田んぼ除草剤散布による一時的な苗の弱りもあります。
 また秋の収穫時コンバインで裁断された稲わらが、代かきで鋤き込まれ腐食しガスを発生することがあります。 このガスは苗の根を傷めるので、この場合は水抜きして田面を一旦乾かす必要があります。

 このように苗の生育が遅れて弱々しく見えることがありますが、稲の苗は丈夫なので心配するほどではありません。 生育の良い田んぼを見るとつい引け目を感じてしまうものですが、気長に見て欲しいと気を揉む父をなだめました。






5/21 田植えを急がなくなってきた
 ここ福島県では、田植えを4月末~5月の大型連休(ゴールデンウィーク)に合わせて行うのが大半でしたが、最近はそんなに急がなくなってきたような感じを受けます。 特に今年意識して見ていると、この週になってもまだ田植えしていない田んぼ、代かきさえしていない所が結構見受けられます。
 稲の苗は水が冷たいと分げつ・生育が進まないので、田植えは水が温む(ぬるむ)ようになってからで良いし急ぐ必要はありません。 また地球温暖化のこともあり、5月末~6月に遅く田植えしても何ら問題無く、出穂が真夏の猛暑を過ぎてから迎えるのでかえって良いとも聞きます。

 4月末~5月の大型連休に田植えするというのは、会社勤めの兼業農家が仕事休みの連休中に済ませたいために広まったのかなと思います。 私もあと2~3年で会社を完全退職するのでその後は365日休みとなります、そうしたら田植えも焦らずのんびりやるようになるかなと思っています。



5/14 何日も留守にする時の田んぼ水管理
 農家にとって農繁期は、サラリーマンのような休み・休日はほとんど無いに等しく、何日も家を空けることは出来ません。 それなのに田植えで忙しいこの時期に趣味のオートバイトライアル競技で、九州大会に出場するするため11日(木)夜~15日(月)夕方まで出かけることになりました。 稲の苗がだいぶ成長してきたので、田植えを平日の早朝4時から始めるなどして、とりあえず出発前日までになんとか済ませることが出来ました。

 田植えした後は苗が根付くように水を張っておく必要がありますが、4日間留守にする分あらかじめ水を田んぼに入れておくことはできません。 田んぼの水は通常3~4日で抜けてしまいますし、苗が水没するほど水を入れておくことは苗にとって息が出来ないので宜しくありません。
 それで、妻に留守中の水管理を頼もうとしましたが、結局は諦めました。 この地域は単に用水口を開ければ田んぼに水が入るというのではなく、何軒もの農家が共同して電動ポンプで田んぼに水を汲み上げているのです。 最初に自宅田んぼのバルブと三方路の元栓を開けてから、ポンプ小屋に行き電源スイッチを入れます。 しばらく経っても自宅の田んぼに水が来ない場合は各農家の田んぼにあるバルブを見て回る必要があります。 そしてまた水を汲みあげるのは早いもの順番で、夜明けに起きて行ったとしても誰か先に汲み上げていれば順番待ちになってしまいます。
 これらを勤め人の妻に頼むのは酷だと思いました。

 今回は運よく出かけてる中で、土曜日にかなりの雨が降ったみたいなので助かりました。 田植え直後だったので特に気がかりでしたが、とにかく秋の稲刈り収穫を終えるまではなにかと気が休まらないものです。



5/7 苗の生育管理
 5月連休中の田植えはまだ早いと思いのんびりしていたら、暖かい陽気で苗が思いのほか成長してきました。 11日木曜日の夜には九州方面に出かけるため、それまでの間に田植えを済ませなければなりません。

 苗は一般的にパイプハウスの中で育てるのですが、時折り写真のように不揃いになることがあります。 原因としては温度や苗箱の水分があるようです。 パイプハウスは日中高温になりがちなので、朝早めに窓を開ける必要があります。 また苗箱は均一に水を散布することも大事です。
 稲の苗は成長が多少不揃いになっても見た目が悪いだけで、田植えした後の生育には問題ありません。 苗が育っているので平日の早朝に田植えをしようと予定を立てていますが、なんか気忙しい感じになってきました。










4/30 噴霧器の破裂
 日中は暖かいのですが朝方がまだ肌寒くて、田んぼの代かきをするにはまだ早いような感じです…天気次第ですが、田植えは連休後になるかもしれません。

 果樹の消毒をしようと思い噴霧器を物置から出してきました。 消毒するのはアンズ・梅・プルーンなどです。
 噴霧器は手動式のが1リットル用から20リットル用まで4台ありますが、写真の5リットル容器を用意しました。 この噴霧器は10数年前に購入して数回しか使ったことがなく、ずっとしまったままでした。
 水と薬液を入れハンドルをポンピングすると、容器内の空気圧が高まります。 安全弁が開くまで圧力を高めると、十分な液の噴射力が得られます。

 そろそろ安全弁が開くかなと思いながらポンピングしていると、突然ボンッと大きな音がして噴霧器本体が破裂し、全身に薬剤を被りました。 傍にあった大きな漬物用ポリ容器が吹っ飛んだほどですので、怪我しなくて良かったです。 サングラスをしていたので薬剤が目に直接あたりませんでしたが、頭から全身びしょびしょになったので即風呂場でシャワーを浴び洗い流しました。
 プラスチック類は屋外に長年放置しておくと紫外線でもろくなるのですが、日光のあたらない物置においていても経年劣化することがあるんだと思い知りました。 とにかくあの破裂音にはビックリでした。



4/23 役員としての自覚
 本日、私の住む町内会周辺の田んぼ農家で組織する、田んぼ揚水組合の掘り払いがありました。 天気は良かったのですが、作業開始の午前8時頃はまだ肌寒くて、田植えに向け田んぼに水を入れての代かき作業はまだ先になりそうです。

 昨年秋の総会によって、私はこの揚水組合の会計に推されました。 用事があって欠席したところ総会後に「君が今度から会計係になったから」と連絡があり、本人の居ないところで決められたことに違和感を感じたものの、決まったからには受けるしかないと腹を決めました。 いつまでも他の方が役員を担っていることに甘えてはいけないし、いつかは自分も引き受けなくてはならないと思っていたこともありましたから。

 今までは掘り払いなど共同作業に言われるがまま参加していただけでしたが、役員になってみると物を見る目がこれまでと違う事に気づきました。 ポンプ小屋の床が土やハクビシン等の糞で汚れているのを掃除したり、不要な荷物を整理しようと思いました。
 揚水の電動ポンプも大事に使っていかなければと、グリスアップをして試運転しました。 これも会計を預かったことで意識出来たのです。 揚水組合を維持していくのに年間どれ位の費用がかかるのか、電力料金や機械などのメンテナンス費用を調べながら組合を長く安定的に運営していけるよう心掛けたいと思った次第です。



4/16 春先の不安定な気温
 春先は不順な天候になりがちです、冬から春に向かって徐々に暖かくなっていくかと思いきや突然初夏のような気温になり、またその翌日には冬の気候に逆戻りするなどしています。
 今年は降雪も少なく暖冬だったと思っていたのですが、いつまで経っても寒さが抜けきらず福島市の桜開花は先週4月8日と昨年にくらべ9日ほど遅い開花となりました。

 不安定な気温は農作業に影響します、ジャガイモなど野菜の種まきや苗植えをした後で寒の戻りでダメにならない為にも、作業は急がないほうが得策です。 福島県の会津地方では渋抜きの美味しい「会津みしらず柿」作りがさかんですが、昨年の春に柿の花芽が寒さでやられてしまったことがありました。

 自宅周辺の桜も昨年より開花がかなり遅れていたのですが、昨日今日と汗ばむほど暖かかったことで、やっと咲き始めたのが僅か一日で満開になったと妻が驚いていました。 急激な気温の変化に驚くと共に、このまま暖かい日が続くはずもなく又寒さが戻ってくると思います。
 どうやら、今年は田んぼ作業も急がずゆっくりと進めた方が良いかもしれないと思っています。





4/9 京都観光
 春の農作業が本格的に始まる前にと思い妻と京都方面へ出かけてきました。 交通手段は自家用車、日程は妻の都合に合わせて4月2日(日)午後に出発し5日(水)午前中に帰宅の3泊、そのうち2晩が車中泊です。

 観て回って来たところは、3日に京都の「伏見稲荷大社」と「清水寺」そして「花見小路通」と「金閣寺」、翌4日は奈良県へ向かい奈良公園にある「春日大社」と「東大寺」更に「興福寺」でした。
 京都方面は神社仏閣がたくさんありまさに観光の名所で、せっかく行ったのに一日しか居なかったのは勿体なかったと思いました。

 それぞれの感想を述べますと、伏見稲荷大社は本殿より奥の参道に鳥居があり“千本鳥居”と表記されていました。 最初は本数を数えながら千本なんて大げさなと思いながら進んで行くと…せっかく途中まで来たのだからと結局奥の社まで一周したのですが、無数にある鳥居に圧倒され時間にして1時間半以上かかりました。
 清水寺は全体が改修工事のため足場で覆われていましたが、修学旅行で訪れた懐かしい思い出に浸りました。
 花見小路通で昼食を摂ったのですが、観光名所のせいか日本料理の値段が張るのにびっくりしつつ食事しました。
 京都の最後に金閣寺を訪れたのですが、本当の名前は鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。 建物はそんなに大きくなく他の仏閣と比べると、思いのほか小さく感じました。 しかし、金色に輝くそのまばゆいばかりの美しさは、じつに感動ものでした!

 翌日は奈良に向かい奈良公園にある春日大社・東大寺・興福寺を観て回り帰路に着きました。 この中で奈良の大仏がある東大寺にはその大きさ・・荘厳さに圧倒されました、とにかく木造建造物としては世界一とのこと!。 東大寺は火災に2度遭っていて、今の建物は江戸時代に建てなおされた3度目のものだそうですが、それでも横幅は以前に比べ2/3しか無いそうです…以前の建物はいったいどれほどの規模だったのか。
短い日程でしたが京都・奈良の観光を堪能できて良かったです。



4/2 春の稲作開始に向けて掘り払い
 3月下旬になっても朝晩が冷え込んで防寒着を外すことが出来なかったのに、4月に入った途端一日を通してめっきり暖かく感じるようになってきました。 特に日中はポカポカ陽気で心地よいものです。
 4月に入ると今年の米作りが本格的に動き出します。 田んぼに水を入れる前に基礎肥料である基肥(もとごえ)散布と田起こし(トラクターで耕す)、その一方で苗箱の種まきなどがありその後、田んぼに水が入ったら代かき・田植えと続きます。

 稲作に欠かせない水、その用水路を保守するため春先には掘り払いの共同作業があります。 農家は大抵何か所かに田んぼが分散してあるので、その地区ごとに掘り払い作業があるので何回も出なければならず結構な負担になりますが止むを得ません。
 用水路には一冬の間にかなりの落ち葉や土砂その他のゴミなどが溜まっているので、それらをスコップやフォークなどで上げて行きます。
 昔の掘り払いは弁当持参の一日がかりだったようですが、今はコンクリートのU字溝のため作業は楽になりました。 それでも2時間ちかくかかる共同作業です。
 掘り払いに出てくるのは大半が年配の方ですが、半年ぶりに会う元気に動き回る姿を見て自分もまだまだ頑張らなくちゃと思うのでした。




3/26 ふきのとう味噌
 冬の間は雪も少なく暖冬の様相だったのが、ここに来て朝晩が冷え込む日が続いてなかなか暖かくなりません。
 春を感じる旬の香味としてふきのとうがありますが、今月に入ってからあちこちでいっぱい芽を出してきました。 ふきのとうと言えばふきのとう味噌が大好きで、春の訪れとしてその苦みと香りを味わうのが楽しみなのです。

 ふきのとう味噌を作ろうと朝方に何個か摘んでおいたら、その日偶然に親も日中に採っていたらしく帰宅後に沢山のふきのとうを渡されました。 あまりにも量が多いので処理するのに時間がかかりましたが、小鍋いっぱい出来ました。
 ふきのとう味噌だけではもったいないと思い、ついでにふきのとう天ぷらも作り、親に分けてあげ喜ばれました。








3/19 石蓮花(せきれんか)
 糖尿病の境界型である私は、“糖尿病に良い”とか“血糖値上昇を抑える”等の健康情報に敏感に反応するので、妻から“健康オタク”と言われています。 今まで見聞きした情報をもとに運動療法として毎朝の30分ウォーキングと、食事療法を取り入れていて、あとは1ヶ月おきに病院で血糖値検査を受けています。
 なお血液検査の結果では、いつも随時血糖値が100~107位でHbA1cが6.1~6.5位で推移しています。

 ドライブ途中に立ち寄った道の駅で珍しい食物を見かけました、それが「石蓮花(せきれんか)」です。 摘み取った葉が何枚か入った袋があり、“健康に良い”とのうたい文句が添えられてありました。 読んでみると、小腸でのブドウ糖吸収を抑制し血糖値の上昇を抑える・ブドウ糖代謝を円滑にして血糖値を下げる等、私を喜ばせることがいっぱい書かれているではありませんか。
 嬉しいことにポット苗もあったので、一緒に購入してきました。

 帰宅後にインターネットで調べたら、石蓮花はアロエやサボテンの仲間らしく葉っぱに水を貯めこむ多肉食物とのことでした。
 食べ方ですが、私は葉っぱをそのまま生で食べましたが、味はちょっとすっぱくて特においしいものではありません。 健康に良いと聞き食べるものの、そうでなければ自ら進んで食べたいとは思わない感じです。



3/12 e-Taxのマイナンバーカード認証のドタバタ
 2017年の確定申告期間は2月16日(木)から3月15日(水)の間です。 私は会社勤めの稲作兼業農家なので農業所得の申告が必要です。
 確定申告をe-Taxにすると、わざわざ税務署などへ書類提出に出向く事無く、パソコンから送信出来て便利です。。

 私は何をするにも面倒がり、例えば年賀状だったりこの確定申告もそうですがぎりぎりになってやっと腰を上げるタイプです。 ただ今回は、今までの「住民基本台帳カード」e-Tax認証からマイナンバーカードへ変更するため、昨年秋にマイナンバーカードを取得し準備しておきました。
 その安心感からe-Taxは3月に入ってからにしようとのんびり構えていたのです。 それで3月に入りそろそろ準備しようと思ったら、しまっておいたはずの場所にマイナンバーカードが見当たりません。

 確かここにしまって置いたはずなのに…と思いながら探すも見つかりません、間違いなく置いた自信があるのですが。 次第にあせり妻に言うと、あなたのマイナンバーカードを見せて貰ったことはありませんよと言いつつも、一緒にあちこち探してくれました。 その日はとうとう見つからず、次の日の晩も二人で探しつづけたのですが結局見つからずじまいでした。
 どうしたら良いものか行政センターへ電話すると、交付してあるマイナンバーカードは利用停止にしておくので、再交付を申請するようにと言われました。 再交付を待っていたら確定申告期間が過ぎてしまうので、もう一度探してみることにしました。 そして探す範囲を広げ丁寧に調べるとなんと出て来たではありませんか、しかも最初に探して見つからなかった箇所から。

 さっそくe-Taxホームページでログインし認証カード変更と進めましたが、なかなか手続きの要領を得ません。 最終的にはマイナンバーカードに認証変更出来て、そのあと農業所得の計算そして確定申告まで済ませることが出来て何とか事なきを得ました。
 今回、確定申告であわてふためいてしまいましたが、年に一回の操作ではパソコンを操作する中で手順を思い出しても、一年後にはすっかり忘れてしまいます。 この時期になると憂鬱で気が重くなるe-Taxでした。



3/5 包丁の研ぎ味を求めて
 我が家で使用している包丁の切れ味が悪いと妻に言われたことが頭から離れなくて、こんどは砥石も買ってしまいました。 電動の刃物研ぎ機を購入したものの、上手く研げなかったばかりか円盤に強く当て過ぎて刃先が変に削られてしまいました。

 「無理しなくていいです、いくらやってもプロの研いだようにはなりません」と言われてしまい、つい向きになってしまいました。
 今まで使っていた砥石は、研ぎ面が平らでは無く中央部分がへこんでいます。 研ぎ面が真っ平で無いし、この砥石がダメなんじゃないかとつい道具のせいにしてしまいました。

 それでWeb検索する中で「刃の黒幕」なる物を目にしました。 それで購入したのがこの「シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000」です。 砥石には荒・中・仕上げ用がありますが、これ一本で中研ぎと仕上げ用を兼ねることが出来るとのことです。
 普通の砥石は十分水に浸しておいて、包丁を研ぐ時も水を差しながら行いますが、このシャプトン砥石は長時間水に浸しておくのは砥石が柔らかくなるためNGのようです。

 届いてさっそく包丁を研いでみましたが、ちょっと研いだ位では切れ味が良くなったのか分かりませんでした。 包丁の切れ味を左右するのは刃先の角度であり、あとは刃先をいかに研ぎ澄ますかにかかっていると思います。
 せっかく購入したので、妻から褒めの言葉が出るのを期待してやってみようと思う次第です。


2/26 足裏の角質に悩む
 私は最近、足の皮膚病に悩まされ続けています。 まずは40歳過ぎのころから薬指と小指の間の付け根に水虫が出来、皮膚科に行って塗り薬を処方していただいたこともあったのですが、完治するまで通わないから今でも治らないままです。
 普段は痛みもかゆみも無いのですが、皮膚がふやけてくると靴の中で小指が圧迫されるため痛くなってきます。 そうなるとスクレイパーというもので、ふやけた箇所を削ってごまかしています。

 その後3~4年前あたりから足裏のところどころの皮膚が固くなって、歩くときに足裏に違和感を感じるようになってきました。 そこを手で触ってみると皮膚が厚く固くなっています。
 角化症というようですが、歩く姿勢が悪いのかそれとも靴が合わないのかと思いましたが、特に思い当たることもありません。
 とにかく歩く時に足裏が痛いので、これまた時々皮を剥くような感じで皮膚を削ったりしていました。

 それがこの冬ここ2ヶ月位前からいきなり歩くのも苦痛になるほど足裏が痛くなってきたのです。 見ると足裏は写真のような状態になっていて、手で触っても痛いほどです。
 以前から毎朝ウォーキングを行ってはいますが、それが原因ではなさそうだし、こうなった理由がまったく分かりません。 
 妻から皮膚科で診て貰いなさいと言われますが、そのうち自然と治ってくれるだろうと勝手な自己判断で行ってはいません。 毎日痛みを我慢していますが、歩くのが苦痛だなんて困ったものです。


2/19 電動の包丁研ぎ機
 毎日の調理に使用している包丁ですが、永久的に切れ味抜群という刃物はありませんので、使っているうちに切れ味が悪くなり時々刃先を研ぐ必要があります。 包丁研ぎに砥石を使っても刃先を当てる角度がイマイチ分からず、上手に研げたのか分かりません。 それで今まで“包丁の刃先を当てて引くだけで簡単に研げる”という謳い文句のシャープナーを使用していました。

 それで、最近妻から「実家の包丁の切れ味にビックリした!」と言われました。 なんでも実家で台所手伝いをした際に包丁の切れ味が素晴らしくて感激し、理由を聞いたら時折り店先で見かける包丁研ぎの出店で研いで貰っている様子でした。
 「あなたの研いだ包丁とは全然違う」と言われてしまいました、時々シャープナーで研いでいたのに…。 よし、それならいっちょうやってみるかと台所の奥から砥石を取り出し、インターネットで研ぎ方をチェックしじっくり研いでみました。 自分では上手く研げたかなと思ったのに、「う~ん、分からない」と妻から鈍い反応。

 私の持っている砥石は表面が平らでなく中央がへこんで凹面になっているので、研ぐ刃先が一定の角度にならないのかもしれません。 どうしたら均一に研げるのか考えていたところに偶然ホームセンターのチラシで良いものを見つけました。 それが写真の電動砥石「ダイヤモンド刃物研ぎ機HDG-100」です。 切れない包丁と言われてしまったので思わず購入しました。
なお、包丁上部にある金属プレートは砥石で研ぐ時に包丁の刃先角度を15度に保つガイドです←電動砥石の時には使用しません。

 それでさっそく購入した電動研ぎ機を使ってみたら…かえって包丁をダメにしてしまいました。 包丁の刃先を回転する円盤のダイヤモンドホイールへ均一に当てていくのが難しく、強く当てすぎたのか削れ過ぎのところが出来てしまいました。 上手に出来るようになるには慣れが必要みたいですが、どちらかというと砥石の方が研ぎ過ぎの失敗もなく無難だと思いました。

2/12 格安スマホ実際の料金
 今まで使用していた携帯電話が調子悪くなったため、昨年の11月にスマホ(スマートフォン)に切り替えたところでした。 その時ドコモショップでスマホ切替を相談したところ、スマートフォン機種購入費が一括支払いなら9万円もすると言われビックリ。 スマートフォン端末料金を分割支払いにすると割引適用を受けることが出来て、最終的には3万円ほどで購入出来るようですが一括支払いを希望するため、長年のドコモ利用を諦めることにしたのでした。

 格安スマホとは、3大キャリア…NTTドコモ・KDDIのau・ソフトバンク以外の通信会社と思っていますが、色々検討した結果決めたのがNTTコミュニケーションズのOCNモバイルです。 正式には「OCNモバイルONE」と言います。 なおスマホ端末はなるべくコンパクトな機種を探して、ドコモ機種の2年落ちのSONY製SO-02G中古品を、ネットで探し3万円で購入しました←それにしても高いなあ。

 格安スマホは安く利用出来ると聞いていましたが、実際に利用しての請求金額はどれ位になるのでしょうか。 12月の利用は初回利用月基本料金無料などキャンペーンがあり参考にならないので、通常請求額となる1月利用の2月請求まで待ちました。
 今月に入って先月の利用明細が分かったので、計算してみましたら1月のスマホ=OCNモバイル利用料金は税抜1,770円となっています。 その内訳は、OCNモバイルの基本料金がデータ通信(1月のデータ通信110MB/日設定)900円+音声SIM700円=1,600円ですが、自宅光回線がOCN光契約のため200円割引となり1,400円。 そこにプラスされるのは携帯通話料金ですが、これは320円でした(インターネットはほとんど利用しないのでデータ通信はオーバーしなかった)。 他にユニバーサル料金などがありますが、合計金額は1,770円です。

 従来のガラケー携帯電話の請求額は毎月2,300円程度だったので、それを超えなければ良いと思っていたのですが安くすんで助かりました。 なお私が契約しているOCNモバイルの携帯通話料金には“かけ放題プラン”等の無料通話分が含まれていないので、携帯通話の利用時間が長いと金額がはねあがる可能性はあるので注意が必要かもしれません。
 ドコモ機種を用いての他社契約なので、スマホ利用初期時のセットアップに苦労したり、画面にはアップデート不具合が表示されるなど面倒な面はありましが、慣れてしまえば問題無いし安く利用できるのが嬉しいところです。





2/5 退職後の新たな仕事
 この週末、定年退職後に養鶏を始めた知人を訪ねてみました。 場所は郡山から北に約1時間の伊達郡川俣町です。 養鶏といっても一般的なブロイラーでは無く、「川俣シャモ」という地鶏です。 もともと軍鶏の川俣シャモは、歯ごたえのある適度な弾力と旨味があることから川俣町特産の地鶏として名が通っています。

 養鶏を始めるにあたってはパイプハウスを建てるなど相当な金額がかかったようですが、退職金をつぎ込んで新たに仕事を始めるのは相当な決断と勇気が必要だったと思います。 年金だけの収入では心もとないことから、生活のために働くことを考えた結果です。
 私は兼業農家といえども稲作はほとんど収益の出ない赤字営農で、退職後は年金収入しかありません。 そのため出来るだけ長く(65歳まで)働こうと思っていますが、自分で仕事を起こそうとは考えたこともありませんでした。

 鶏舎を見せていただきましたが太いパイプで出来た大きなハウス、その中に無数の川俣シャモが動き回っています。 鶏小屋と聞いて卵を産むニワトリが棚に並んでいるイメージを持っていたのですが、川俣シャモはハウスの中の地面を自由に動き回っていました。 平飼いというそうですが、運動することで筋肉が付き弾力性と旨味のある肉質になるのでしょう。
 川俣町では川俣シャモブランドを守るための組合があり、決められた餌と飼育方法で生産農家が餌飼し品質が保たれているようです。 この知人はハウス2棟で1,200羽を4ヶ月かけて飼育し出荷、これを年3回のサイクルでおこなうとのことでした。

 野菜や稲作と違って酪農や養鶏は生き物の世話ですから、毎日休みの無い大変な労働です。 毎日お店で何気なく買っている肉は、手間暇かけて飼育している家畜の生産農家があってこその恩恵です。 農家の老齢化や減少で日本の農業は大変ですが、川俣シャモの養鶏を始めた知人に頼もしさを感じました。


1/29 国の財政を脅かす医療費
 冬の間であっても田んぼ仕事はやろうと思えば沢山あります。 籾殻や米ぬか散布そして田面の高低差を慣らし、また夏場に刈り終えなかった所の草刈りなど。 しかし厳冬時期の寒さに身体が縮こまり、つい怠けてしまっています。

 市販薬や健康サプリメントには模造品もあって、ネットショッピング等で偽物を掴まされる可能性は理解出来ます。 ただ調剤薬局で出される薬に模造品が含まれているとしたら…正規の薬局で偽薬を販売していることになり、これは大問題ですがそれが実際に起きたのです。
 それは1月17日に奈良県のある調剤薬局で、C型肝炎治療薬「ハーボニー」の偽造品が見つかったのでした。 何故この偽物が出回ったのかというと、この「ハーボニー」は非常に高額な薬(1錠約5,5万円で1ボトルは約150万円)なため、犯罪者からすれば金儲けの恰好な標的だというのです。
 薬局の薬の仕入れルートや、どこの時点で偽物が入り込んだか等については別にして、高額な薬といえば夢のがん治療薬といわれる「オプジーボ」ですが、この薬が投与された場合一人の患者さんあたり、年間1,500万円~3,000万円以上もかかるというではありませんか。

 厚生労働省の発表による日本の年間医療費は、2014年で40兆円を超えていました。 国家予算80兆円の半分が医療費にかかっているのです。 国民医療費は1990年には20.6兆円でしたが、それが2000年には30.1兆円となり、その後も年々増加の一途をたどっています。 そこにこれら高額な治療薬が出て来たことから、日本の医療費・保険財政はあっという間に破綻しかねません。 医療費どころか国家財政をも脅かしつつあると思うのですが、国民の健康を守るべく医療制度は大丈夫なのでしょうか。



1/22 水上温泉は豪雪地域か
 1月半ばのこれから2月にかけて厳冬期になりますが、全国各地が強い寒波と雪害に翻弄されています。 正月過ぎてから温泉一泊旅行でもしようと思い、群馬県の水上温泉を予約しておいたところ、宿泊当日が亡くなった妻の父親の法事(四十九日)と重なってしまいました。
 温泉旅行はキャンセルしようかと妻と相談しましたが、距離的にみると法事を終えてから出発しても宿のチェックイン時間に間に合うようなので、予定どおり出かけることにしました。

 先週15日の法事には兄弟・親戚が集まってお寺に向かい、お坊さんによる読経と法話そして焼香をおこない故人の供養を済ませました。 その後に場所を移し料亭で会食となり、全てを終えてから出発したのが14時でした。
 福島市から群馬県の水上市までは330kmほどで、普段なら高速を使えば3時間半くらいで行けると思います。 ところがこの日は全国的に大雪警報?が出されたほどの悪天候、出発する際にはすでに吹雪いていました。

 東北道にも雪がありスピードを80km/h位に押さえて走りました。 それが宇都宮手前あたりから雪が無くなり、岩舟ジャンクション(JC)から北関東道を順調に進み、さらに高崎JCから関越道を北上して行きます。 宇都宮から前橋ICあたりまでの間には、雪がまったく無くて驚きました。 関東~東北各地が雪で荒れた天候となっている中、この区間だけ別世界のようです。

 それでも前橋ICを過ぎてからちらちらと雪模様になり、次第に雪路面になっていきました。 水上に近づくにつれ雪が舞って圧雪となり、それでも止まることなく50~60km/km位で進むことが出来ましたが、反対車線は延々と渋滞となっていました。
 なんとか水上ICまで順調に来れたので、あとは予約の宿までもう少し。 水上ICを下りたら1km位?が下りとなっていて、反対車線…つまり水上温泉の方から水上ICに来る方に、スリップして進めない車があるため大渋滞となっているのでした。 片側一車線しか無いため渋滞解消にはいったい何時間かかるのだろうと思いながら、自分の進む方向がスムーズなので助かりました。
 結局予約しておいた水上温泉の宿には18時10分頃に到着出来ましたので、この悪天候を思えば本当に運が良かったです。 テレビやラジオの天気情報で知ったのですが、この日の水上における積雪は1,6mほどもあったようです。 福島県より南方面なら雪の心配は無いだろうと思い群馬方面の一泊旅行を企画したのですが、群馬県の中でも水上温泉方面は豪雪なんだと思い知らされました。 それにしても運よくスムーズに行くことが出来て助かりました。


1/15 炊飯ジャーで黒ニンニクを作る
 寒く無い日が続いていたので、このまま雪も降らずに春になってしまうのかと思っていたら、金曜日からこの冬最強の寒波が日本列島を包み込み全国で大雪に見舞われています。 夏には大水害を起こす土砂降りが起き冬はドカ雪が襲うようになり、何とも極端な気象になってしまったものです。

 以前どこだったか出かけた先の、道の駅売店で黒ニンニクを見かけ、珍しいので試食用にあったのを口にしたことがありました。 その時はまずくはなかったのですが特段美味しいわけでもなく、興味を持たずに終わりました。
 その後しばらく経って会津の知人宅に伺った時、黒ニンニクを作ったから食べてみてと出されました。 見ると真っ黒い大粒のニンニク、皮を取り去り口にすると柔らかくねっとりしていて羊かんのような食感です。 ニンニクの独特な臭みも無く無臭で、甘味がありじっくり味わったせいか美味しく感じました。

 簡単だから自分でも作ってみたらと、黒ニンニクの作り方を教えていただきました。 その方法は炊飯ジャーを用いて、ニンニクを皮付きのまま炊飯ジャーに入れ保温スイッチONにしたまま二週間置けば出来るというもの。 ただし臭いがただようから自宅の中には置けないでの、物置とかが良いとのこと。
 そんなことなら簡単だし自分でも出来るので試してみようと思い立ちました。 ニンニクに使うなら毎日ご飯を炊く炊飯器は臭いが付いてしまうから使えないので、リサイクルショップへ行って中古品を購入しました…嬉しいことに保温機能のみが千円で売られてありました。
 あとはニンニクですが、スーパーには普段見かける小さなニンニクのみしかありません。 出来れば味わった大粒のニンニクで作ってみたいと思い、会津の知人から譲っていただきました。

 ジャーをどこに置くか悩みましたが、物置が臭うのも気になると思い結局台所外側の軒下にしてみました。 何か雨を防ぐものはないかと考えて思いついたのが、漬物を作るのに使用する黄色いポリエチレン製の漬物容器、ジャーの上から被せても余裕の大きさ。 被せた中に臭いがこもらないように上部…漬物容器の底の側面に穴を開けました。
 自分で作るとなると楽しみなものです、時々近寄って臭いをかいだりしていましたがセットしてから10日後にジャーの蓋を開けてみました。 ニンニクは黒く中まで柔らかくなっています。 さっそく食べてみたら甘くておいしく、知人宅でご馳走になったのと同じく出来ていました。
 ニンニクは栄養があり身体に良いというものの、普段の料理ではそんなに量を食べるものではありません。 でも黒ニンニクなら無臭だし甘くておいしいので、良い方法を教わったと思いました。



1/8 年々薄れてくる正月気分
 正月を迎えたと思ったら、早一週間も過ぎました。 それにしても今年の正月ほど“正月らしさ”を感じなかった年はありません。 昨年の11月頃から時の過ぎるのが早く感じて、何もしないうちに年末になり正月を迎えてしまった感じです。

 テレビでは正月休みを利用した海外旅行の出国ラッシュが映されていたり、新聞読者欄には子供家族の帰省でにぎやかな正月だったなど、楽しい正月風景が見受けられました。 私も12月29日から1月3日までの6日間ゆっくりと休めたし、正月の挨拶まわりや子供達が帰省しての団らん、年賀状が届いたりと毎年のごとく正月を過ごしました。

 それにしても、イマイチ正月気分を感じない違和感が残りました。 それは歳を取るごとに時間の過ぎるのが早く感じられるせいか、それとも気象の変動で雪の無い正月だったからか、それとも子供達が大人になって離れたため四季折々を意識した生活をしなくなったからなのか等と考えてみました。
 そういえば初めて耳にしたことですが、インフルエンザの影響なのか臼と杵を使った餅つきは不衛生だということで、餅つき行事の自粛があったり大晦日の除夜の鐘がうるさいと苦情を受けているそうです。 世の中の情勢的にやむを得ないかと思いますが、なんとも世知辛く寂しい限りです。

 正月に外出してみたら、郊外の大型スーパーなどに門松などの正月飾りがある位で、街中の商店街はひっそりとしているし人出も見受けられませんでした。 365日休みなくさらには24時間営業しているお店もあるので、いつでも必要な食料が買えますし、おせち料理は作るのでは無く買うのがあたりまえなのかもしれません。
 それでも手作りの正月料理で、帰省した子供達を相手にして家族団らん出来たことが親として嬉しかったです。 ただ調子に乗って飲んでしまい、大晦日のテレビ番組を観ることも除夜の鐘を聞くことも、元朝まいり(初詣)も出来ずバタンキューで寝てしまって、それこそ何も無く年が明けてしまったのでした。


1/1 自宅のリフォーム
 歳を取るごとに一年の過ぎるのが早く感じられ、特に昨年は気がついたら既に12月の師走となっていて、何もせずに年が過ぎてしまったような気がしました。
 年末にやるべき事の大掃除と餅つきだけはやらねばということで、妻と協力して大掃除と30日の2臼餅つきは済ませ安堵しました。

 自宅は平成元年に建てたものですから、築28年ほど経っています。 住居は建てたら終わりではなく、その後の経年劣化やリフォーム願望などにより、メンテナンスが必要になってきます。 今まで補修した箇所は、風呂ボイラー故障による交換や外壁塗装、水まわり配管の交換などがありました。

 2011年の東日本大震災では、建物内の各壁面にひび割れが入ったり、引き戸やサッシの開閉が出来ないなど不具合箇所が多数起きてしまいました。 それらを含めて特に気になっている箇所を今回直していただきました。
 修理・リフォームしところは、風呂場の浴槽まわりタイル張替えと脱衣室の床板張替え、台所の高火力ガスバーナー交換、サッシ類の動きが渋い箇所直しと玄関外足洗い場の水道不凍栓取替えです。 費用は百万円弱となりました。
 ユニットバスで無いし浴室が広くから寒いと家族に不評の風呂場ですが、タイルのコントラストが目新しくなって風呂が楽しくなりました。 その他も直したところは気分的に良くなり、お金をかけただけのことはあるなと思いました。 最初は渋っていた妻も喜んでくれて嬉しく思いました。